そう言えば、パパの歩き方とか、
仕草が、顔に似合わず、ナヨッとしているように見えます。

肩の線も、なで肩で丸っこいですものね。
いゃ、これは、悪口ではなく、好きだからです。 ダンも、ガリ股で滑稽だ、とか下を向いて歩く姿を見て、猫背やな、と言っています。

僕は犬です。

顔の皮膚がたるんでいるので、大きな目を上目にするとシワクチャになり、恨めしそうで面白い、とも逆襲されます。 僕は貴族の馬車を曳いていた上品な育ちだというと、パパも負けずに、「家は、もともと華族の出で、今は、五人家族、いやダンも入れて六人家族です」と冗談を言っています。やはり、僕は人間かもね。 同居人のようですから、家の中で走り回っているので、「フローリングが傷だらけになってくる」とママがご立腹です。また、ブルッ、ブルッとすると、毛が飛び散るので、歩いた後から、掃除機を持って追い回されています。 毛が短いので、「ビロードを触っているようで、気持ちいいね」と言いながら、ナゼナゼされます。僕も気持ち良いもので、鼻を出して、クゥンと擦り寄って、ゴロリンコと寝ています。 しかし、パパの喉がイガイガして、せきが出て詰まってくると、僕のせいにされています。そのため、「もうそろそろ外に出さなければ、」なんて言っています。 暑がり屋の、寒がり屋ですので、自分で言うのもなんですが、外の犬小屋では無理だと思います。

何分ご勘弁を、お代官さま。ペロッと舐めちゃいます。